「老後資金2000万円問題」って知ってますか?
退職後の生活資金が年金だけでは足りないので、老後死ぬまでに金融資産が2000万円以上必要になる。金融庁からそんな報告書が出て、ちょっと炎上もしました。
「無責任だ!国はどうにかしろ!」という声もありますが、ボクは「やっぱりか・・・」と半ば諦めています。
だって「年金の支給額が減っていく」なんて話はもう何年も前から言ってましたからね。それだけじゃありません。他国に比べて日本の経済成長が鈍いことも悪材料です。その逆に、消費税なんてどこまで上がるかわかりません。社会保険料も地味に上がり続けてます。
とにかくこれからの日本はかなり「ヤバい」ことになる。それを政府もわかってる。だから最近は積極的に投資や副業を推奨しています。
つまり国は「自分たちでどうにかしろ」ってメッセージを発しているんです。
副業&複業の時代
すでに終身雇用は限界に来ています。一つの会社に就職して、退職金と年金で裕福に暮らす・・・はもう実現しそうにありません。代わりにこれからは複数の仕事を掛け持ちして、複数の収入源を確保する、そんな時代になりそうです。
でも考えてみてください。会社が終わった後に、コンビニでバイトする、ファミレスで皿を洗う・・・。こんなことできますか? 体力的にも精神的にも難しいですよね。
こういう「時間を売る」タイプの仕事を副業にすることはおすすめできません。副業として選ぶべきなのは「資産を作る」仕事です。
資産構築型の仕事とは?
では「資産を作る仕事」の「資産」って何でしょうか?
それは、「自分が働かなくてもお金を稼いでくれるもの」のことです。
私たちクリエイターにとっては、マンガやゲームなどの「コンテンツ」がそれに当たります。ただし、外注で受けた仕事とかはダメですよ。自分が権利を持っている作品に限ります。
コンテンツを作る段階では時間と労力がかかります。そこは普通の仕事と同じです。しかし、一度作ってしまえば、その後何年にもわたって収益を生み出してくれるのです。
書籍やCDなど、コンテンツを販売して収益を得ることは昔から行われてきました。が、以前はリアルな店舗でだけ販売してたので、人気作品以外は早期に売り場から外され、絶版・廃盤になっていたんです。なので、長期間、権利収入を得ることができませんでした。
しかし今はコンテンツをデータにして販売する仕組みが整っています。データならコストをかけずに、長期にわたって販売し続けることが可能です。最初売れなくても、何年か待ってたら売れるかもしれません。コストがゼロなら、そんなこともできるんです。
今はまさにクリエイターにとって最良の環境と言えます。
DL同人は資産になる?
ではDL同人は長期間、富を生み出す「資産」になり得るのでしょうか。作品形態ごとに考えてみましょう。
まず、マンガやイラスト、音楽、ボイス、動画。この辺は純粋にデータですので、何年経っても販売できるでしょう。今後、翻訳テクノロジーが進化して、作者が何も手を加えることなく自動的に外国語に翻訳される、そんなこともあり得ます。そうなれば一気に市場が世界規模に広がります。
そしてボクが発売を目指しているゲーム。ゲームの場合はプログラムなので、データにはない難点があります。それはWindowsなどのOSが代替わりして、ゲームが動作しなくなることです。このプラットフォーム問題は昔からよく起こっています。移植されることなく、プレイできなくなったゲームがたくさん存在します。
この問題を回避するためには、Unityなどのゲームエンジンを使って開発すべきでしょう。手間がゼロにはなりませんが、再構築する程度で済む可能性が高いです。
この問題さえ乗り越えれば、ゲームも長期間にわたって資産になると思います。
結論
DL同人は資産になる、これがボクの結論です。
もちろん簡単に売れるほど甘い世界ではありません。でも、同じ副業をするなら、時給で働くより、コンテンツ販売の方が夢があると思いませんか?
これからは組織ではなく個人の時代です。SNSやオウンドメディアで人を集め、自分の商品を売る。これができる人は大きく飛躍するんじゃないでしょうか。
そしてなにより自分の好きな仕事で稼げるってのが一番良いところですよね。
ボクもその一歩を踏み出したいと思います!